舞台に立つとオーラが大きくなります。
先週の8日(金)、9日(土)に行われたあめんぼ座朗読公演、計3回公演が無事に終わりました。
「五色の舟」
とても深い良い作品だったとやった本人は思っております。
余韻がいまだに残っています。
朗読劇団は朗読と演劇の両方の要素が入っております。
通常の朗読とは違い本は持たず、台詞以外の文章もすべて暗記。
マイクはありませんので、かなりの声量が必要です。しかも演劇のようにアドリブはききません。
台詞部分は比較的暗記しやすいですが、文章の部分は一言一句間違わずに言わなければなりません。
練習は会議室で行い、本番でいきなりライトの当たる大勢の観客(一舞台約200名)を前に演じる訳ですから、やる本人ですら、やってみなければどうなるか分からない状態です。
それは完璧に暗記していたとしても、ふっとどこかへ台詞が飛んでいってしまうこともある訳ですから、ひやひやです。
舞台にはプロンプと言って、演者が台詞を忘れた時の為にサポートしてくれる方もいますが、今回初めてプロンプをして下さった彼女も、前日あまり眠れなかったという緊張ぶりでした。
本番では自分の役どころは大丈夫でしたが、台詞のない部分、衣装や動きの部分でやってしまった~!!というのはありました.
関係者のみしか気づいていないかもしれませんが…。
しかもやったときには本人は全く気付いておりませんでした。
テンパると何をしでかすか分からないものです。
「台詞を言うとき緊張しませんか?」と聞かれますが、
舞台に出る前には緊張します。
しかし舞台に出て、言葉を発すると別人になったように緊張がなくなります。
そしてまた舞台袖にはけて次の出番を待っている間は、また少し緊張。
舞台に出ると、別人になる…の繰り返しです。
不思議なもので、舞台に立つと別人になると表現しておりますが、腹が据わるというか、オーラが大きくなるように感じます。
これはこのあめんぼ座の舞台だけではなく、マイクを持って大勢の前で話すときも同じ感覚です。
私は通常の生活では至って普通の人。
普通の世間話を楽しんでいますし、話さなければおとなしそうに見えるかもしれません。
前に出るのが得意なようには見えないと思います。
けれど一度マイクを持ったり、舞台に立つと心がぱっと切り替わります。
私のクラスに来られる受講者さんで、人前で話すのが苦手な方にはぜひこの感覚を身に付けてほしいと思っています。
この感覚がつかめれば、かなりの自信がつき堂々と自然に話すことができるようになるのです。
この感覚が掴める=オーラが大きくなる
ことだと思っています。
この感覚は本当に不思議です。
コツは場数を踏む事です。
そして自ら楽しむ事。
さて、公演のご感想をいただいております。
また次回ご紹介します。
ご来場いただいた皆さまありがとうございました。
今週土曜日のワークショップにご参加の皆さまは、ぜひ最後までお楽しみください。
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