『父と暮せば』終演!

朗読劇団あめんぼ座第100回公演
井上ひさし作 『父と暮せば』

心斎橋PARCO SPACE14
6/27 6/28 3回公演が無事に終演致しました。

約580名のお客様がご来場くださいました。
心斎橋の駅直結で、お客様にとっても足を運びやすい会場で良かったようです。

演出はあめんぼ座ではお馴染みの関西朗読コンテスト審査員長の菊川徳之助先生です。

相変わらず、ブログに時間が取れず終演から日が経ってしまいましたが、写真付きでご報告致しますね。

今年は原爆投下80年、意図せずこの作品をすることになりました。

原爆により父を失い、生き残ってしまった娘が、父を助けられなかった後ろめたさと、好きな人が出来たが、好きになってはいけない、幸せになってはいけないと葛藤する娘の心が生み出した父親の幻想もしくは幽霊と会話形式で進んでいくお話しです。



↓始まりの照明はピカをイメージしたものです。
照明さんは関西でも実力派で数々の舞台をこなす、新田三郎氏。

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↓下手5人が全員娘の美津江役です。
美津江役は台本を持たず、全て暗記です。

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↓途中で上手、下手が入れ替わり、美津江と父親の竹造の役も入れ替わります。
上手の5人、台本を持って演じるのが父の竹造役です。

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↓最後にまた上手、下手が入れ替わります。

最終場面の以下おとったんの台詞は、実際に53歳で私の父が病気で亡くなり、主人公とは立場が違えど、本当に父から私へメッセージを頂いたように感じながら演じさせていただきました。

「わしの分までいきてちょんだいよ!」

「おまいはわしによって生かされとる。」

「人間の悲しいかったこと、嬉しいかったこと、それを伝えるんがお前の仕事じゃろ!」

最終シーンでは私は美津江役、超ベテランでファンも多い泉谷さんが竹造役。

泉谷さんはこの舞台を最後に事情により退団されることになりましたので、本当に大切な思い出深いシーンとなってしまいました。

まだまだ色んな事を泉谷さんから吸収させて頂きたかったので、本当に残念で、寂しいです(涙)

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↓おとったんと暫く会えない寂しさと、恋心を抱く男性の
バイクの音に嬉しさを感じる心が入り乱れた複雑な
ラストシーンです。

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今回の作品では美津江と竹造しか出てきません。
その二人を10名が演じました。

そして入れ替わりもありますので、一人二役をこなすという菊川先生オリジナルの演出で、どうなる事かと皆思っていましたが…、

蓋を開けてみれば、ものすごく好評で、

「今まで他の劇団がしている同作品を複数見てきたが、あめんぼ座のものが一番良かった」

という有難いご感想をいただきました。
また、あめんぼ座がしてきた中でも一番良かったとの声もありました。

とにかく、いつもより多くの良かったとのご感想に溢れ、とても嬉しいです。

次回は2026年3月14日㈯に公演予定ですが、まだ本決まりではありませんので、日にちだけ抑えておいてください。

決まりましたら、お知らせ致しますね。

今後とも朗読劇団あめんぼ座を御贔屓賜りますように、よろしくお願い申し上げます。























































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