口跡がはっきりして聴きやすい朗読!
3/12のあめんぼ座朗読公演は無事に終了いたしました。
私の演目は三島由紀夫作「美神」
これまでとは違った作品で、私自身とても新鮮でした。
上の写真は場当たりの際のお写真です。
本番は暗い中にスポットライトのみが当たっています。
15分強の一人語りの朗読作品。
三島由紀夫作品は、難しい言葉も多く「よく暗記出来ましたね!」という声を多く頂きました。
本番まで自分の脳を信じきれず、終わるまでうまくいくかどうか分からない、そんな状態でした。
というのも、当日のリハなし、1時の部では受付をして、終了後座員全員で会場やトイレの消毒、3時の部に出演というドタバタ。
練習はほぼ一人でしていましたので、sold out で満席のお客様を目の前にした時に、全て内容が吹っ飛ぶ可能性は大いにありました。
私的には「大きな賭けに出た!」というそんな心持でした。
しかし、公演後以下のような感想を頂きました。
「口跡がハッキリとして聴きやすく、老爺の演技も堂に入ったもの」
「凄かったです。圧倒されました。誘った知人にも良い物を見せてもらったと、とても喜んでいました。別の連れもあんな迫力のある劇とはと感心していました。次に日時が合えば是非みたいと言っていました。」
「とても良い朗読劇でした。活舌が良く、難しい三島由紀夫をよく暗記出来たと思います。衣装も似合って雰囲気が出ていました。」
「色は違うが軍服似のスタイルで三島由紀夫を髣髴とさせ圧倒。よくもあれだけ長時間暗記できましたね」
「美神はカッコよかったです。衣装も迫力抜群で、三島由紀夫の世界観でした。朗読公判では鳥肌(サブイボ)が立ってしまいました。」
「難しい言葉が続く三島作品の文章、本を見ずによどみなく、また感情込めた朗読に病室の中に引き込まれていました。最後の『裏切りおったな』という言葉は深く考えさせられるものでありました。他の2作品の当時の時代に淡く深く一途な恋情のお話しの間に、異彩を放っていた素敵な朗読だったと思います。」
「会場の大阪倶楽部の大正の雰囲気が素敵で、演目もピッタリでした。長い暗唱に感激しました。台詞も素晴らしかったです。」
「いつも通り、声も良く通っていました。ひとつの演目で3役は大変だったと思います。すごく良かったです。美神の解釈もいろいろあって面白そうなので検索して調べてみたいと思います。」
ご感想をくださった皆様、本当にありがとうございました。嬉しい限りです。さらに朗読劇の世界で励んでいきたいと思います。
3時の部が終わり、座員でご挨拶させて頂いた時が、一番リラックスできた時でした。
今回は私自身に対する感想のみを紹介させて頂きましたが、他の座員の演目もまたとても評判の良い物でした。
1時、3時を全て聴かれた、かつてテレビ業界で仕事をしておられた方が、全部の作品を他のお客様にも聴いてほしかったとの感想も頂いております。
とても朗読しやすい会場。美しく趣のある歴史的建造物。
初めて訪れたのは約10年前にとある方の講演会、その後は大阪倶楽部の会員さんの知人に、コンサートやお食事に誘って頂いてゲストの立場で来させて頂きましたが、そこで朗読をさせて頂くとは思ってもおりませんでした。
またここの主任さんは知り合いのお母さまという事が直前に分かりびっくりしました。
なんともご縁のある場所でした。
今後も朗読をさせて頂きたい場所です。
今回お越し頂けなかった方は、ぜひまたの機会にお越しください。
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